コンテンツ・クリエーター エミリー・オーバーグをとりまく5つの感覚

Complexのプロデューサーであり、また自身のライフスタイル・ブランドSporty & Richの創始者でもあるエミリー・オーバーグが、彼女の五感の世界観を語る。

22歳、ニューヨークを拠点に活動するエミリー・オーバーグ(Emily Oberg)は、ストリートウェアの未来を担っている。プロデューサーとして、ディレクターとして、アイデアを概念化するエディトリアル・ディレクターとしてComplexで活動していない時は、自身が立ち上げたSporty & Richでのクリエーションを手がける。そのユニークなビジョンを持って、洋服のラインから書籍出版までを行っている。彼女自身が得たインスピレーションと、彼女が目標に向かって前進し続ける姿勢を、ひとびとに視覚的に、精神的に、そして感情的に伝えるオーバーグは、健全な野心と決意をもって未来を築く新たな世代のロールモデルだ。

1

ジョアン・ジルベルト(Joao Gilberto)の音楽を聴くと、私が子供だった頃にそれを聞かせてくれた父を思い出す。

また、色鮮やかな果物がなり、その向こうには穏やかな海が広がる、暖かくよく晴れた場所を連想させます。

2

「フェミニニティ」は、女性として自分を特別な存在と感じさせてくれる全てのことを指す言葉。

恋愛や仕事では、可愛いドレスに可愛いヒールを合わせて、女性が持つ力をフルに使う——自分にしかないクオリティを知ることも大切。

3

自分を取り巻く環境から力を得るには、意識的に違った角度から物事を見てみることが大切。

ものづくりをする際にはすべての感覚を研ぎ澄まします。食べるものや、鼻をかすめる香り、聴く音楽、観たい映画など、感覚的に私を刺激してくれるものが、周囲にもたくさんあるはず——感覚を研ぎ澄まし、見方を変えさえすれば、美というものはいたるところで見出されるのを待っているんだと気づけるの。

4

マウイは私にとって特別な場所——第2の故郷。

マウイには1年間暮らしたことがあって、今でも母と妹が住んでいるので、年に数回は帰ります。マウイでは、時間がゆっくりと流れます。せわしく生きる必要がなく、ただリラックスできる。美しい環境の中で、完璧な時が流れる、そんな場所です。まさに地上の楽園よ。

5

妹が使っているボディウォッシュの香りが、幸せな過去の瞬間へと私を瞬時に連れて行ってくれる。

今ではそのボディウォッシュしか使いません。使うたびに妹を思い出し、妹が赤ちゃんだった頃を思い出して、幸せな気持ちになれるんです。

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

Read More

ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

Read More

小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

Read More

川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

Read More

動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

Read More

アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

Read More

ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

Read More

『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

Read More

ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

Read More
loading...