things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Month6
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Month2
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植本一子写真展「家族最後の日の写真」

写真家でありながら、文筆業でも多くの支持を集める植本一子の最新刊『家族最後の日』の出版を記念した展示が、渋谷Nidi galleryで開催されている。本作品は、前作『かなわない』(タバブックス)以降に植本の身の回りで起きた、母との絶縁、義弟の自殺、夫の癌といった出来事を綴った自伝的一冊。本展では、作品に収められた写真作品を展示し、『家族最後の日』の同時販売も行われる。どんなに辛い日常の中でも“生きること”を肯定するかのごとく、自らの家族を生き生きと映し出す植本の写真には、慈しみ深い優しさや力強さが滲み出ている。自伝とともに写真作品を鑑賞できるこの機会は見逃せない。

Nidi gallery(http://nidigallery.com/schedule/23991)/開催中〜2月7日(火)/13:00〜20:00/入場無料

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Month4
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ドレモオナジ・ドレモチガウ展

日本古来の着物を表現媒体とした創作や、各地の伝統技術を持った工場や職人とともにもの作りを行うアーティスト・高橋理子。洗練されたモダニティーが宿るその作品は、国内外で評価が高い。今回の展示では、着物の柄として単一のモチーフを用いながらも、倍率を変えてレイアウトしていくことで、「同じ」と「違う」が共存する、パラドキシカルな表現を生んでいる。作品に対峙した者が対象をどう“視る”かによって、全く異なる世界が目の前に立ち現われてくる。視点と視点の行き来によるインスピレーションを受けて、彼女が試みる心地よい混乱を体感できるはずだ。

SFT GALLERY(https://www.souvenirfromtokyo.jp/gallery/2017/takahashi_hiroko.html)/開催中〜4月10日(月)/10:00〜18:00(金曜日のみ20:00まで)/火曜日休館(祝日又は休日に当たる場合は開館し、翌日休館)/入場無料

Month2
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第9回恵比寿映画祭

東京都・恵比寿から世界に発信するアートと映像の祭典、「第9回恵比寿映画祭」がリニューアルオープンして間もない東京都写真美術館にて今週末から開催される。今回の総合テーマは「マルチプルな未来」。映像作品の展示や上映、ライブイベント、講演などを通して、映像が個人や社会のあり方にもたらす変化について考察する。ホイットニー・ビエンナーレなどの国際展で活躍する笹本晃(日本)、パフォーマンスを組み込んだ映像作品を制作するガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ(オーストラリア)や、オタワ国際アニメーション映画祭で受賞した注目の若手作家レイ・レイ(中国)など、多くの気鋭アーティストが参加予定だ。国際色豊かな映像を通じて、多様性溢れる未来について考えを巡らせてみてはいかがだろう。

公式HP(http://www.yebizo.com)/東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほか/2月10日(金)~2月26日(日/10:00〜20:00 ※最終日は18:00まで/月曜日休館/入場無料 ※定員制のプログラム(上映、ライヴ、レクチャーなど)は有料。詳しくはWEB。/Photo: Gabriella MANGANO & Silvana MANGANO《そこはそこにない》2015/シングルチャンネル・ヴィデオ/作家蔵 Courtesy of Anna Schwartz Gallery, Melbourne

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Month3
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齊藤春佳「飲めないジュースが現実ではないのだとしたら、私たちはこの形でこの世界にいないだろう」

“記憶”というものは、実に曖昧だ。どんなに鮮やかな思い出さえも消えてしまい、いずれは時間の流れの中で薄れていってしまう。消え去って欲しくないという願いや、美しく精彩ある記憶たちは誰もが持っていることだろう。齋藤春佳は、そんな「記憶」をテーマに制作するアーティストだ。記憶をめぐるさまざまな想いを今回の展覧会を通じて、色鮮やかな絵画やインスタレーションで表現していく。抽象的でありながら、自分の中の「記憶」の感覚と、どこか共鳴する不思議な作品たちに触れ、それぞれの胸の中に眠る“あの時”が甦ってくるはず。

埼玉県立近代美術館 2階展示室D(http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=349)/ 2月11日(土・祝)〜3月26日(日) / 10:00〜17:30 / 休館日:月曜 (3月20日は開館) / 入場無料 / Photo: 齋藤春佳《飲めないジュースが現実ではないのだとしたら 私たちはこの形でこの世界にいないだろう》2016年

This Week

アーティスト、イ・ジョンの仄かなネオンに彩られた世界

人気がなく閑散とした空間にネオンでつくった文字を並べた、写真とインスタレーション。そうした作品を通して、イ・ジョンは“孤独感”と“忘れ去られた世界”を表現する。

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伝統と革新 和漢洋折衷でアート&ファッションに切り込む

水墨画アーティストのCHiNPANが初の個展「BLACK WORK」を開催し、“人体と水墨画の融合”をテーマに制作した作品を展示した。多様な植物に囲まれた会場に、CHiNPANの和紙のテクスチャーや柔らかさ、墨の色は自然界とも溶け合っている。

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パリ、ダンス界を魅了する、レティツィア・ガローニ

ここ数年にわたりパリ国立オペラの観客たちを魅了する、24歳のプリマ・バレリーナ、レティツィア・ガローニ(Letizia Galloni)。そんな彼女が、独学で学んだ少女時代から、彼女のダンス教育、そしてステージ上でのセンセーションに至るまでを、率直に気持ちよく語ってくれた。

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ケイト・マクリーンがつくり出す香りの世界地図

人は、とかく視覚情報に頼りがちだ。自分の周囲の地図をつくるために犬はその鼻を使うが、人は紙に描かれた線を頼りに自らの進路を得る。地図は便利で有効な道具だが、同時に退屈でもある。紙の地図は人を目的地に導くことはできるものの、そこに行けばどんなことが起こるのかは教えてくれない。しかし、ケイト・マクリーンの作品は、その常識を覆してしまった。

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嗅覚を目覚めさせる香りの芸術家クララ・ラヴァット

ベルリンはクロイツベルクの中心に位置するミクストメディアのイベントスペース〈スペクトラム〉で、月に一度開かれる会合〈スメル・ラボ〉。その創始者こそ、バルセロナが生んだ香りのアーティスト、クララ・ラヴァットだ。〈スメル・ラボ〉は香り愛好者たちのための実験的なワークショップで、香りの芸術科学を探求している。

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モデル・中川えりな ミレニアル世代の民主主義に不可欠な5つのファクター

学生団体『SEALDs』の元メンバーであり、現在はカルチャーイベント『Making-Love Club』等を主催するモデルの中川えりな。女性ならではの視点で語る、彼女がいまのミレニアル世代に問いかけたいこと、民主主義について思うことについて聞いた。

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アーティスト、アポロニア・ソコルが描くもの

過去と現代を行き来するフランス人アーティスト、アポロニア・ソコルが描く肖像は、過去の才能を現代のものへと昇華する。彼女の作品に投影される5つの信念とは。

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ペニー・ゴーリングの詩「tower block 55」

ペニー・ゴーリングはロンドンを拠点とするアーティストであり、詩人でもある。カジュアルでありながら緻密という非凡な手法で「非常に注意深く間違えた」作品をつくりあげてきた。今回はそんなペニーについてもっとよく知ることのできるインタビューに加え、彼女が〈The Fifth Sense〉のために書き下ろした詩「tower block 55」を紹介する。

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モデル・アーティストColliu、日常と作品を接続する5つの要素

モデルとして誌面を飾りながら、アーティストとしても活躍するColliu。ペインティング、オブジェ、インスタレーションなど様々なメディアを横断しながら創作活動を行う彼女の作品には、鑑賞者に作品を身近に感じてもらい、鑑賞者を楽しませたいというなによりの動機がある。5つの観点からその作風を紐解いた。

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