things to see and do this week

今週見たい映画やアート、カルチャーイベント4選。

Month5
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Month6
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松井智惠展 「Picture –絵の仲間–」

80 年代から現在に至るまで、ヴェネチアビエンナーレやニューヨーク近代美術館といった、国際的な舞台において映像作品やインスタレーションを発表し、常にアートの第一線で活躍してきたアーティスト・松井智惠。本展では、彼女が「寓意の入れ物」と喩え、近年製作に取り組んでいる絵画の形をとった作品群が並ぶ。サブタイトルに「絵の仲間」とあるように、それらは油彩を中心としながらも、水彩・マニキュア・カーボン紙といったユニークな素材や技法を使って描かれており、1枚の紙を媒体にして奥行きのある世界がそこに広がる。彼女の手によって、寓話を語るように描かれた「絵」たちは、観る者にどんな言葉を投げかけるのか。作品から立ち上がる物語に耳を澄ませ、じっくりと味わってみては。

MEM ( http://mem-inc.jp/2017/04/09/170513matsui_jp/ )/5月13日(土)〜6月11日(日)※オープニングレセプション:5月13日(土) 18:00~ 作家対談企画:5月19日(金) 19:00~/休館:月曜日 ※月曜が祝日の場合は営業し、翌日休廊 /12:00-20:00/入場無料/詳細はWEB/Photo: ©Chie Matsui, courtesy MEM

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Month8
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テリ・ワイフェンバック 写真展「The May Sun」

アメリカ・メリーランド大学で絵画を学んだ後に写真制作を始め、現在はジョージタウン大学で教職に従事するアメリカの現代写真家、テリ・ワイフェンバックの国内外で初となる大規模個展が、静岡のIZU PHOTO MUSEUMで開催されている。代表作「The Politics of Flowers」や、当ミュージアムに長期滞在し制作を行った「The May Sun」を中心に計110点が展示され、彼女のノスタルジックで温かい作品を贅沢に鑑賞できる内容となっている。自然を愛する彼女は、作品を通して現代社会が抱える複雑な問題に疑問を投げかけるだけでなく、身近な存在の普遍的で凛とした美しさを力強く提示する。

IZU PHOTO MUSEUM(http://www.izuphoto-museum.jp/exhibition/231699826.html)/開催中〜8月29日(火)/10:00〜18:00 ※入館は閉館30分前まで/休館:水曜日 ※祝日の場合は営業、その翌日休/入場料:大人 800円、高・大学生 400円、小・中学生 無料/Photo: The May Sun(2015)© Terri Weifenbach

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Month5
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リナ・ボ・バルディ展

ブラジルで活躍した女性建築家、リナ・ボ・バルディの回廊展が岡山のCCCSCD galleryで開催中。母国イタリアでの第二次世界大戦を経て、夫とともにブラジルへ渡った彼女は、イタリア仕込みの合理的で繊細なモダニズム建築と、ブラジルの大らかで土着的なダイナミズムを融合させた独自の建築を作り出した。今なお多くの人に愛され続けている、“民衆のための建築”と呼ばれる作品たちは、使用する人々にとって彼女が社会や文化を作るための一助でありたいという謙虚な願いと、細やかな想像力、その土地への敬愛が生み出した、極めて繊細で血の通った温かな存在感がある。「建築とは単なるユートピアではなく、みんなに成果をもたらすひとつの手段なのです」という彼女の言葉は、現代における私たちにとっての“場所”の重要性、移り変わる時代でも変わらない本質的な価値を問いかけてくる。

CCCSCD( http://blog.cifaka.jp/?eid=1425669#sequel )/開催中〜5月11日(木)/平日10:00〜19:00 土日祝9:00〜19:00/入場無料/詳細はWEB/Photo:SESC ポンペイア  撮影:Romulo Fialdini 

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青木野枝 新作彫刻展「天蓋」

鉄を用いた作品で知られる彫刻家、青木野枝。工業用の鉄板を切りだし、つなぎ合わせる作業を繰り返すことで作り上げられる青木の作品は、鉄の素材としての特性でもある重さや固さから解放されたかのように、軽やかに、そしてダイナミックに展示される。「いま、気になっているのは、何か覆われるもの。覆うもの。覆われていく気配。そんなものを形にしていきたいのだが彫刻は私のなかにおいて、私自身が知らぬ間につくりだされる」と語る彼女が、より広域に世界を捉えた新たな視点からどのような彫刻を作り上げたのか、ぜひその目で確かめてみてはいかがだろうか。

GALLERY HASHIMOTO( http://galleryhashimoto.jp/jp/exhibitions/ )/開催中〜5月20日(火)/12:00〜19:00/休館:日・月曜日・祝日/入場無料

This Week

和洋新旧の混交から生まれる、妖艶さを纏った津野青嵐のヘッドピース

アーティスト・津野青嵐のヘッドピースは、彼女が影響を受けてきた様々な要素が絡み合う、ひと言では言い表せないカオティックな複雑さを孕んでいる。何をどう解釈し作品に落とし込むのか。謎に包まれた彼女の魅力を紐解く。

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ヴォーカリストPhewによる、声・電子・未来

1979年のデビュー以降、ポスト・パンクの“クイーン”として国内外のアンダーグランドな音楽界に多大な影響を与えてきたPhewのキャリアや進化し続ける音表現について迫った。

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小説家を構成する感覚の記憶と言葉。村田沙耶香の小説作法

2003年のデビュー作「授乳」から、2016年の芥川賞受賞作『コンビニ人間』にいたるまで、視覚、触覚、聴覚など人間の五感を丹念に書き続けている村田沙耶香。その創作の源にある「記憶」と、作品世界を生み出す「言葉」について、小説家が語る。

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川内倫子が写す神秘に満ち溢れた日常

写真家・川内倫子の進化は止まらない。最新写真集「Halo」が発売開始されたばかりだが、すでに「新しい方向が見えてきた」と話す。そんな彼女の写真のルーツとその新境地を紐解く。

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動画『Making Movement』の舞台裏にあるもの

バレリーナの飯島望未をはじめ、コレオグラファーのホリー・ブレイキー、アヤ・サトウ、プロジェクト・オーらダンス界の実力者たちがその才能を結集してつくり上げた『Five Paradoxes』。その舞台裏をとらえたのが、映画監督アゴスティーナ・ガルヴェスの『Making Movement』だ。

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アーティスト・できやよい、極彩色の世界を構成する5つの要素

指先につけた絵の具で彩色するフィンガープリントという独特の手法を用いて、極彩色の感覚世界を超細密タッチで創り出すアーティスト・できやよい。彼女の作品のカラフルで狂気的な世界観を構成する5つの要素から、クリエーション誕生の起源を知る。

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ハーレー・ウェアーの旅の舞台裏

写真家ハーレー・ウィアー(Harley Weir)が世界5カ国に生きる5人の女性を捉えた旅の裏側、そして、ドキュメンタリー映像作家チェルシー・マクマレン(Chelsea McMullen)が現代を象徴するクリエイターたちを捉えた『Making Images』制作の裏側を見てみよう。

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『Making Codes』が描くクリエイティヴな舞台裏

ライザ・マンデラップの映像作品『Making Codes』は、デジタルアーティストでありクリエイティヴ・ディレクターでもあるルーシー・ハードキャッスルの作品『Intangible Matter』の舞台裏をひも解いたものだ。その作品には、プロデューサーとしてファティマ・アル・カディリが参加しているほか、アーティストのクリス・リーなど多くの有名デジタルアーティストが関わっている。

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ローラ・マーリンが表現する、今“見る”べき音楽

イギリス人のミュージシャン、ローラ・マーリンのニューアルバムに満ちている“ロマンス”。男っぽさがほとんど感じられないその作品は、女性として現代を生きることへの喜びを表現している。

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